計量インモーションおよび直接実施システム

システムの一般的な展開の概略図

システム導入は検査現場と監視センターの2つに分かれており、両者は専用線ネットワークや事業者が提供するインターネットで相互接続されます。

（1）現場検知

検査場は進行方向の 2 方向に応じて 2 つのセットに分かれており、各セットには 4 列の石英圧力センサーと 2 セットの地上感知コイルが道路の 2 車線にそれぞれ敷設されています。

道路脇にFポールが3本、Lポールが2本立っています。このうち3本のFバーには計量検査案内板、情報表示案内画面、荷降ろし案内案内板がそれぞれ設置されています。幹線道路の 2 つの L バーには、フロントエンド スナップショット カメラ 3 台、サイド スナップショット カメラ 1 台、一体型ボール カメラ 1 台、補助光 3 台、および後部スナップショット カメラ 3 台、補助光 3 台がそれぞれ設置されています。

WIM コントローラ 1 台、産業用コンピュータ 1 台、車両検知器 1 台、ハードディスク ビデオ レコーダー 1 台、24 ポート スイッチ 1 台、光ファイバ トランシーバ、電源装置、および避雷接地装置がそれぞれ路側制御盤内に配置されています。

8 台の高解像度カメラ、1 台の統合ドーム カメラ、1 台の WIM コントローラ、および 1 台の産業用コンピュータがネットワーク ケーブルを介して 24 ポート スイッチに接続され、産業用コンピュータと車両検知器が直接接続されています。情報表示ガイド画面は、一対の光ファイバートランシーバーを介して 24 ポートスイッチに接続されています。

（2）監視センター

監視センターには、スイッチ 1 台、データベース サーバー 1 台、制御コンピュータ 1 台、高精細デコーダ 1 台、大型スクリーン 1 台が配備されています。

アプリケーションプロセスの設計

1) 統​​合されたインテリジェントボールカメラは、検査ポイントの道路ビデオ情報をリアルタイムで収集し、ハードディスクビデオレコーダーに保存し、ビデオストリームをリアルタイムで監視センターに送信してリアルタイム表示します。

2)道路上の最前列のグランドループに進入する車両がある場合、グランドループは振動電流を生成し、ナンバープレート認識/スナップショットカメラが車両の前部、後部、側面の写真を撮影します。同時に計量システムに計量開始の準備をするよう通知します。

3)車両のホイールが WIM センサーに接触すると、石英圧力センサーが動作を開始し、ホイールによって生成された圧力信号を収集し、電荷によって増幅された後、処理のために計量器に送信されます。

4)計量器が圧力電気信号を積分変換・補償処理した後、車両の軸重、総重量、軸数などの情報が得られ、産業用コンピュータに送られて総合処理されます。

5)ナンバープレート認識・撮影カメラは、車両のナンバープレート番号、ナンバープレートの色、ボディカラーを認識します。識別の結果と車両の写真は、処理のために産業用コンピューターに送信されます。

6)産業用コンピュータは、計量器で検出したデータと車のナンバープレート番号などを照合・紐付けし、データベース内の車両積載基準と比較・分析し、車両が過積載かどうかを判定します。

7) 車両が過積載ではない場合、上記の情報はデータベースに保存され、監視センターのデータベースに送信されて保管されます。同時に車両情報表示用インフォガイダンスLEDディスプレイに車両ナンバーと積載情報が送信されます。

8)車両が過積載の場合、計量前後の一定期間の道路ビデオデータをハードディスクビデオレコーダーから検索し、ナンバープレートに貼り付けて監視センターのデータベースに送信して保存します。インフォメーションガイダンスLEDディスプレイに車両情報を表示し、車両の即時対処を誘導します。

9) 現場監視データの統計分析、統計レポートの作成、ユーザーへの問い合わせの提供、および大型スプライシング画面への表示と同時に、車両の過負荷情報を外部システムに送信して法執行処理を容易にすることができます。

インターフェース設計

車両過積載に対する直接執行システムのさまざまなサブシステム間、およびシステムと外部監視センター システムの間には、内部および外部のインターフェイス関係があります。インターフェースの関係を次の図に示します。